Samurai

ぼくのネコにはウサギのしっぽ

表題の猫のお話と、犬のお話2作、全3作からなるペットと子どもをめぐるお話。
登場人物の言葉ひとつひとつが、さりげないのですが心にぐっときます。
“ペット”というより、家族の気持ちが通じ合っていくお話という感じです。
片岡まみこさんの版画がとてもあたたかい雰囲気でお話にぴったりです。

「ぼくのネコにはウサギのしっぽ」
勉強も運動もできるお姉ちゃんと、これといって得意なこともない普通の僕。お父さんとお母さんからも、お姉ちゃんと比べられているような気がして寂しい思いをしています。
そこへやってきた、とっても可愛いくて愛想のよい猫と、不細工で尻尾も短くて臆病な猫。
僕は臆病な猫がまるで自分のように見えてきてます…。

「毒物110番」
家で飼うことになった子犬にいたずらされて、アイスクリームも落とされて、しまいにはお母さんに怒られてさんざんな気分のぼく。ある日犬とぼくでお留守番をすることになったのですが…。

「おたすけ犬」
ご近所同士で仲が良い卓ちゃんと私。そしてそれぞれの飼い犬の平吉とハリー。
いつも卓ちゃんと楽しそうに遊んでいる平吉と、臆病で強情なハリー。ハリーだって一緒にすべり台で遊んでくれたらいいのに…と私は不満に思っていましたが…。平吉とハリー犬同士でも気持ちが通じ合う時があるのだと気づかされます。


「ぼくのネコにはウサギのしっぽ」
作:朽木 祥
絵:片岡 まみこ
出版社:学研プラス
発行年:2009年
サイズ: 90ページ

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販売価格 1,320円(税120円)
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風子

2代目看板猫。風子(ふうこ)です。 店内にいることはあまりありません(^-^;

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